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「mRNA製剤は神の主権に対する冒涜ではないか」

2024年9月14日NEWS&ブログ,賛同者の証

横山英子様
・長野県立大学健康発達学部教授
・長野福音教会会員


このたびの「全国有志牧師の会」発足にあたって、声明文に「信徒枠」で賛同いたしました。
私は、生化学の研究者、大学の教員として30年以上生きてまいりました。そのキャリアの早期に、アメリカ留学のための英会話の学びの一環として、英語の聖書と外国人クリスチャンの仲間たちに出会い、救いに導かれました。途中、教会から離れた時期もありましたが、キリスト者として生きることは、生化学研究者として生きること、大学教員として生きることと同様に、いやそれ以上に私のアイデンティティを形成していることを、2020年からのコロナ禍になってから自覚するに至りました。

コロナ禍が始まって、最初の緊急事態宣言が出た間は、私の所属する教会も公同(対面)の礼拝を取り止め、オンライン礼拝に切り替えました。宣言解除とともに、感染対策をして公同礼拝を再開することになり、役員としてもどのように礼拝を継続させるか話し合いながら進めていました。幸いだったのは、その後も何度か感染の波が繰り返されましたが、オンライン礼拝に戻ることなく公同礼拝を続けることができたことです。専門知識も公同礼拝継続のために使うことができました。ただ、この間に他教会において、???と思うことを耳にすることがありました。思いの外、門を閉ざしてしまった教会があったことに驚きました。

2〜3世紀にペストが流行した頃、当時のクリスチャンたちは自分の身も顧みずに献身的に患者さんたちを介抱し、その姿を見た人々が続々救いに導かれ、そのことが、後にローマ帝国でキリスト教が国教になったことへのきっかけとなったと本で読みました。21世紀の教会は門を閉ざしてしまうのか?と疑問に思いました。

2021年の2月頃より、国内でも、人類初の試みである新型コロナワクチン接種事業が、医療従事者の先行接種で開始されました。すでに、イスラエル、欧米諸国でこのワクチン接種は開始されており、有害事象もけっこう発生していることがSNS等では話題になっていました。私は、私たちの細胞に、外敵の、つまり私たちヒトが持っていないタンパク質を作らせるという設計思想にすぐに疑問を持ちました。「そのタンパク質を発現させて、それに対する抗体を作らせるって、その抗体によって自分が攻撃されてしまわないの?自己免疫疾患になったりするのでないの?」そこで、猛然とネットで調べました。たくさんの情報がありました。しかし、2021年は東京オリンピックを開催した年であり、政府も感染を抑えることが至上命題であったためか、6月頃からSNSの規制が厳しくなり始め、頼りにしていたYouTube動画が削除されることも経験しました。YouTubeの規制は今でも続いています。これは、憲法に定められた「言論の自由」の侵害ではないでしょうか。

私は、脂質分子の構造解析や機能解析に主に従事してきました。生化学研究者として、最初は創世記の記述を受け入れることがもっとも困難でした。しかし、コロナ禍でさまざまな不条理に直面して、キリスト者の生化学者としてどう振る舞うかを考えた時に、もっとも力強く私に語ってきたのが創世記のみことばでした。

神は、仰せられた。「大空よ。水の真っただ中にあれ。水と水との間を分けるものとなれ。」神は、大空を造り、大空の下にある水と、大空の上にある水を分けられた。するとそのようになった。(創世記1章6~7節 新改訳聖書2017)

私たちヒトの身体は約37兆個(60兆個と言われてきましたが、現在ではそんなに多くないというのが専門家の一致した見方です)の細胞から成ります。その細胞1個1個は、細胞膜でおおわれています。細胞膜は、実はリン脂質という脂質分子から成ります。私たちの身体の大部分は水溶液に満たされています。その場を、水にも馴染みやすい構造を持つリン脂質が絶妙な形態で「分けて」いるのです。みことばの「大空」は天と名づけられるのですが、まさに細胞膜も「水と水との間を分けるもの」なのです。

私は、生命の創造主たる神の主権を確信しています。しかしながら、生命科学の世界には、18~19世紀以降の近代科学の発展に呼応するように、要素還元主義が力を持つようになり、機械論的生命観が台頭してきました。確かに、さまざまな生命現象を分子の動きに還元してメカニズムを考えるという考え方は、現在の科学論文の構成と相性が良いのです。モデルを組み立てて生命現象のメカニズムを考え議論すること自体は、尊い科学の営みで私も好きなのですが、いつの間にか、産業と結びつくようになり、科学の成果で巨額のマネーが動くようになりました。目下、国内で開発中の新型コロナワクチンにも巨額の税金が投入されています。国策として、産業振興のためにワクチン接種がなされています。

今回のmRNAワクチンと称する遺伝子製剤は、私たちの細胞1個1個にランダムに、私たちが元々持たない遺伝情報を送り込み、私たちの細胞をタンパク質製造工場にするという設計思想で作られたものです。私たちの細胞をタンパク質製造工場にして良いと許可する権限がヒトにあるのでしょうか。これは神の主権に対する冒涜ではないでしょうか。

私は、2021年の5月から2023年まで、時間の許す限り、厚生労働省のワクチン副反応検討部会をオンラインで傍聴してきました。2021年の5〜6月頃は毎週開催されており、会議のたびに、報告されるワクチン接種後の死亡者数が伸びていました。新型コロナウイルス感染症自体が5類感染症となり、ワクチン接種も定期接種となり、会議自体の開催頻度も減ってきています。現時点(2024年8月26日時点)で副反応検討部会に報告された死者数は2204人、予防接種健康被害救済制度で国から被害認定を受けて補償された死亡者数も777人にのぼり、制度創設以来、コロナワクチン接種開始前の全ワクチン死亡者数を上回っています。それでも、接種は止まりませんし、大手メディアから、有害事象を詳しく報道されることもありません。最近では、生殖系への負の影響も囁かれるようになっています。

国が止めないなら、私たち国民の方で打たない選択をするしかありません。キリスト者として、御心にかなう行動で新型コロナワクチン被害の拡大を食い止めていくつもりです。

神を愛する人々、すなわち神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。
(ローマ人への手紙8章28節 新改訳聖書第二版)