終戦の日を前に
ここ数年、日本における黙示録研究の第一人者、岡山英雄氏の著書の一節が度々思い起こされ、反芻するようにこれを噛み締めています。
過去の世代の過ちについては、的確に分析し、きちんと反省することができても、自分たちの世代の過ちについては、なかなかそれに気付けず、向き合えないものかもしれません。
果たして私たちは今、この大いなる欺瞞の時代の中、歴史の本質を見極め、善を偽装した悪を見抜き、時流に翻弄されず、キリストの証人として立てているのでしょうか。
今年の夏も、あの時代のことをただ反省するだけで、自分たちのことは省みないまま、通り過ぎてしまうのでしょうか。
文責:田中